2008.11.8
三玲と茂庵
先日、京大の近くにある重森三玲庭園美術館に初めて行きました。
名前は美術館ですが昭和の庭園家 重森三玲の旧宅です。
隅々まで練られてる感じで、居心地がよく面白い空間でした。
書院の照明はイサムノグチからのプレゼントらしい。スゴい。
東福寺など有名な庭をたくさん手掛けている重森三玲ですが、ここの庭は何だかとにかく居心地が良かった。普通京都の有名な庭は縁側から眺めるのが多いけど、ここは家ということもあり、ほんとに間近飛び石の上から見れるのが良いのかもしれない。
ただクラシックな要素ばかりではなく、ところどころモダンなものも組み込んでいるところが面白いです。障子の下のところとか鳥の巣みたい。
書院の方はもとは江戸時代の建物らしく、この床は一枚板。歩いたときの足の感触が全然違った。
書院の障子は不思議なグラデーションがかかっていてすごくいい雰囲気。
重森三玲のお孫さんにあたる人が説明してくれて、すごいわかりやすかった。
ちょっと面白い体験がしたいというときにオススメです。
その後は久しぶりに吉田山にあるカフェ茂庵へ。
茂庵の付近はレトロな今は使われていないっぽい民家が点在していてかっこいい。
吉田山付近は森が深く、どんぐりが度々落ちてくる。
地面を見えると色とりどりのどんぐりが。
茂庵の店内。木のインテリアが落ち着きます。
茂庵の窓から見える風景は癒しです。
キレイな木のシルエットと向こうに見える町並み、そして山のライン。
とても癒された一日でした。